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Author:くりふじ
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東野圭吾「あの頃の誰か」「怪しい人びと」感想
 さて東野圭吾作品には、わりと短編も多くあるみたいです。
 これまでの感想の中にもありましたし、今後書くであろうものでシリーズもののガリレオシリーズ何かも短編集の体裁をとっているものが多い。
 長編の読みごたえも好きなのですが、短編集も大好きだったりします。
 以下、タイトルのふた作品、正確には短編集二作品の感想。




 先ずはあの頃の誰か。
 いきなりですが、かなり面白い作品の多い東野圭吾短編の中では、この中に収録されているのはいまひとつかな、と言うのが私の感想だったりします。
 良かったのは再生魔術の女、くらいかなあ。でもそれにしたってオチは想像の範囲内で、切れ味を感じさせてくれるお話は殆どなかたように思います。
 ただ「秘密」の原型となった作品やなんかも収録されていて、ファンとしては読んでおきたい作品ではないでしょうか。
 珍しく巻末に作者のあとがきがあります。
 それによると、本作に収録されているのはこれまでどの短編集にも収録されなかった「わけあり物件」ばかりなのだとか。
 まあ色々見方はあるでしょうが、単純に出来が今一つだったのかな、と思ってしまいましたね。

 続いて怪しい人びと。
 こちらはさすがと思わせる切れ味の良い作品がいくつかあり、お気に入りの短編集です。
 特にお気に入りは「甘いはずなのに」でしょうか。
 新婚旅行に出かけた二人、その夜に主人公の夫が妻が寝ているところを、首に手をかけて問いかけるのです。娘を殺したのはお前か、と。
 さてこういうパターンですと、実は殺していないのだろうな、何て思ってしまうのは読者の宿命と言えるでしょう。
 案の定、妻は殺しておらず、それどころが実際は夫の何気ないミスから起こった事故死を妻が隠そうとしていたと言う事実が明らかになるのです。
 何と言う王道、何と言う陳腐な展開。だが、私はそう言うのが大好きだ!
 巻頭に収録されている「寝ていた女」もなかなかのもの。
 オチと言うか、サゲも秀逸なんですよこれが。
 「おまえの、女を見る目はたしかだよ」
 これぞ皮肉!
 女ってこええなあ、と思わせられる作品ではなかろうか。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

日記 | 00:00:26 | Trackback(0) | Comments(0)
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