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Author:くりふじ
禍福はあざなえる縄の如し。
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東野圭吾「美しき凶器」「ブルータスの心臓」感想
 ミステリー、推理小説を読んでいて次にどんな展開が待っているのだろう? と言うドキドキ感が味わえる作品と言うのは非常に良い作品だと思うのです。
 今回のタイトル二作品は、どちらも構成が素晴らしく、わくわくしながら読める事請け合いの二作品ではないでしょうか。
 以下、ネタバレ感想。




 美しき凶器。
 肉体そのものが凶器、と言う感じですね。
 東野圭吾作品で時折えがかれる、スポーツとドーピングものでした。
 過去、ドーピングをした四人が、その過去を隠す為に一人の人間を殺害してしまいます。しかしその時、同じようなドーピングで作られた最強の肉体を持つ「女」がそれを見ていたのです。そして女は復讐に乗り出す……、と言うストーリー。
 復讐はまだ分かるにしても、女は何のためらいも無く無関係の人間を殺したりします。警官を殺して拳銃を奪う、ナンパしてきた若者を殺す、などなど。まさに殺人マシーン、美しき凶器とタイトル通りの存在な訳です。
 ひとり、またひとりと追いつめては殺害していく様は、次にどんな展開が待っているのだろう、とページをめくる手が止まらなくなりましたね。
 結末は、最後の一人への復讐を果たそうとしたところを射殺。
 最後の言葉は、真相をしっている読者にとっては非常に重いものと言えるでしょう。まあ、大量殺人鬼ではあるのですが。
 そしてこれまた一番悪い奴が死なずに生き残ると言うのもスカッとしません!
 けど、最後の一ページまでドキドキしながら読める良作品でした。

 ブルータスの心臓。
 何だか、意味深なタイトルですよね。けどタイトルには意味があるにはありますが、そんなに深い意味は無いような気がしました。
 この作品は序盤から中盤のかけての面白さが半端ないですね。
 三人でひとりの女を殺害する計画を立て、実行する過程。死体を長距離移動させる事で、それぞれにアリバイを作ろうと言うものでした。三人の共犯関係が立証されない限り犯行はばれないと言う計画ですね。
 ところが、死体のリレーで運ばれて来たのは、何と計画を立案した男だったのです!
 これには読者の立場でも本当に驚きましたね。
 どうしてそんな事になっているのか、犯人は誰なのか、そして共犯者の二人はこれからどう動くのか。
 最初に殺害を共謀したひとりの視点で物語が進むので、非常に面白い。
 こういう悪い主人公も良いなあ。
 けど最後の最後にしくじって報いを受けるところも良かった。
 展開の面白さや謎解きのわくわく感など、非常に面白い一冊で、お気に入りです。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

日記 | 00:00:17 | Trackback(0) | Comments(0)
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