FC2ブログ
 
■プロフィール

くりふじ

Author:くりふじ
禍福はあざなえる縄の如し。
良い事ばかりも続かなければ。
悪い事ばかりも続かない。
そんな毎日。

■最近の記事
■最近のコメント
■カテゴリー
■月別アーカイブ

■最近のトラックバック
■リンク
■ブログ内検索

■ブロとも申請フォーム
■RSSフィード
東野圭吾「流星の絆」「宿命」感想
 書籍を購入する際、オビも文言には思わず注目してしまうものです。
「東野圭吾作品売り上げナンバーワン」とセンセーショナルな言葉が目に入る流星の絆。「流星の絆の原点」とその作品とのつながりも気になる宿命、今回の感想はこの二作品。
 以下、ネタバレ感想。




 売り上げナンバーワンと言う事は、最も多くの人に読まれている作品である流星の絆。ドラマ化された影響もあるみたいですね。
 ただ、同じドラマ化なら新参者の方が好きかもしれない。
 幼い頃に両親が殺された三兄弟が成長してその真相を突き止める、と言うもの。
 三兄弟が詐欺をやっていたり、末の妹が詐欺の対象であり仇の息子に惚れてしまったりと、なるほどドラマにして面白そうな要素が詰まっています。
 時に軽くコミカルに、時に重く物語が進みますが、何と言うか、私が購入した本の中では白夜行に次ぐ長さの作品だけあって、ちょーっと中だるみを感じてしまいましたかね。
 最終的には仇と目された息子と共同で親を問い詰めて秘密を暴露させますが、彼は犯人ではなく、真犯人は幼いころからずっと面倒を見てくれた刑事と言うどんでん返しでした。
 事件に決着がついた後、兄弟は過去を清算して詐欺行為を自首、「元仇」の息子と末妹が結ばれてハッピーエンドと言う感じでした。
 読了感も良く、面白い作品なのですが、これに関してはやっぱりちょっと長さが気になりました。もう少し短くまとまってたら良かったのにな、と思っています。

 そして、宿命。
 流星の絆の原点、とか言われていたので雛型とかプロトタイプとか、設定に似通ったところがあるのかなと思っていたら、何の関係も物語のつながりもありませんでした。
 これ実際、本当に流星の絆とは何の関係も無い気がするんですけど。どのあたりが原点なんだろうか。
 お話は、幼い頃からのライバルで反目し合っていた者同士、一人は実家が貧しく長じて刑事に、ひとりは実家が資産家で成長して医者に、そしてある事件の容疑者としてその医者が浮かぶ……と言うもの。しかもその医者の妻は刑事の昔の恋人だった、と言う、まさに偶然では片付けられない、宿命を感じさせるような展開でした。
 事件は資産家が過去に行った過ちに端を発しており、それは二人に密接なかかわりがある事だった、と言うのが真相。
 具体的には、過去資産家は人体実験を行っており、二人はその被験者の息子だったのです。
 しかも、二卵性双生児。
 つまり、幼馴染で反目し合っていて今もライバル同士の二人は何と兄弟だった!
 それが最後の最後に明かされるのですが……さすがに双子の設定は唐突な印象はありました。
 ただ、作者が気に入っていると言う最後の一行、これはなるほどと思わされるものがありますね。
 お話としては流星の絆よりもこちらの方がずっと好みでした。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

日記 | 00:00:29 | Trackback(0) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad