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東野圭吾「ダイイング・アイ」「天使の耳」感想
 ミステリーは通常殺人事件を題材にしている事が多いですよね。
 殺人事件が身近にある、と言う人はそれこそ警察くらいのものでしょう。
 今回タイトルの二作品は殺人事件ではなく交通事故を題材にしたものになっています。
 交通事故は身近にあると言えるだけに、殺人事件とは違った怖さを感じる事が出来る作品ではないでしょうか。
 以下、ネタバレ感想。




 ダイイング・アイ。
 冒頭で交通事故が起こり、ひとりの人間が死亡します。
 物語はそれから一年半後、バーで働いていた主人公が突如殴られるところからスタートします。
 これが非常に感想が書きづらい作品なんですよね。
 ネタバレ上等で起こった事を書き連ねると。
 主人公は一年半前、冒頭の交通事故を起こした張本人。
 主人公を殴った犯人は被害者の夫。
 犯人はすぐに自殺。
 主人公は殴られたショックで事故の事を綺麗さっぱり忘れていた。
 そこで事故の事を調査する事に。すると主人公の前に事故で死んだ女性の浮き写しのような人物が現れる。
 事故は単独事故ではなく多重事故だった事が明らかになる。
 死んだ女性の生き写しの人物は女性をひき殺した車の運転手で、死の直前の女性の目を見ておかしくなってしまった。
 主人公は実は同乗していただけで、金で身代わりを引き受けた。
 金は主人公の恋人が持ち逃げした挙句、運転していた人物に上乗せを要求して恐らく殺された。
 全てを思い出した主人公は運転していた人物に恋人の件も含めて上乗せ金銭要求!
 と言う感じ。
 交通事故と言う身近な現実的なものを題材にしているのに、起こった事の原因は死んだ女性の目と言う何ともファンタジックなものでした。
 好き嫌いは、分かれそうですね。
 同じ作者の「秘密」もそんな感じではありましたが、あちらは温かいとすればこちらは冷たい!

 天使の耳は交通事故を題材にした短編集。
 読んだ感想は、女ってこええな! と言うものでしたね。
 書籍のタイトルにもなった天使の耳は、実は心黒い復讐の為のものでした。
 自分のせいで事故が起きて死人まで出たのに自分は歩行者だからと悪びれないクソババア、煽られて事故を起こしたので原因に復讐したいと殺人事件を利用して犯人に仕立て上げた女性、などなど。
 他にも、どれもこれも人間の身勝手な都合や思惑などが色濃く出るタイプの作品ばかりで、読了感はお世辞にも良いとは言えませんが、短いながらもどれも感情移入して読んでしまう非常に面白い作品ではないかと思います。
 殺人事件のミステリーに飽き気味の場合など、非常に良いのではないでしょうか。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

日記 | 00:00:21 | Trackback(0) | Comments(0)
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